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女寄れば寄るだけ姦し

実在する組織、現実とは一切関係ありません。趣味と妄想です。

タクシーと小話。

せっかくの金曜日、今日で事件もひと段落ついたので、帰りは課のみんなで飲んで帰った。

残念ながら渡部さんたち外務省の3人は海外出張でいなかったけど。

仕事のあと、スタンドの案件で桧山さんに会わなきゃいけなかったのでタクシーを使った。
その運転手さんが、昨日ピアノのコンテストだった娘の話をしてくれるのに夢中で目的地を行き過ぎてて、遠慮したけど無料にしてくれた。
聞き入ってた私も悪いのに、かたじけない。

出がけに見たスマホ画面に「槙慶太さんのお誕生日です」って書いてあったので、プレゼント持参。
正直、槙くんは何をあげてもありがとうって言ってくれると思う。
けど喜ばせられないものをあげるくらいなら気付かなかったフリの方がマシな気がして。
かといって付き合ってるわけでもなし、仕事が大きく絡んだ(私的には)男友だち、ましてセレブ。
考えに考えた結果、昔懐かしミルクメークを選んだ私を罵るならどうか罵ってくれ神楽さん、という気持ち。

ガルディーの袋片手にあのバーの重厚な扉を開く心許なさね。
大谷さんが揃わないからまだ始まってない、って感じで、ひとまず槙くんにミルクメーク献上して。
案の定「うわ、牛乳に溶かす?意味わからないんだけど」って言われた。
槙くんは喜んでくれてたけど。
お誕生日おめでとう!

桧山さんが来て用事を済ませたところで、大谷さんより早く春町さんがやってきて。
春町さんて神楽さんのアトリエのスタッフさんなんだけど(さん多いな)、前にスカウトでアトリエに駆り出されてた時、神楽さんのマチ針から救ってくれた恩人でね。

神楽さんに用があったみたいだからお暇したら、タクシー待ってる間に春町さんも出てきたので相乗りさせてもらった。
神楽さんのこと、口数は多くないけど聞けばにっこり笑って褒めて、この人は本当にあの人のいろんな側面を信用してるんだなと思った。
信用してるから過酷な状況のときも信頼して動くんだな、なんか企画課と少し似てるなと思った。

そんな企画課は今日も清々しいほど気持ちよく飲んだ。
そしてお風呂から出てこないけど、ハルくんは大丈夫なんだろうか。
そろそろ心配だから声かけてこようかな。
おやすみなさい。